社会課題と市民活動内容
美術館や映画館、博物館・・・私たちの周りには様々な芸術文化に触れる機会があります。
大阪市が平成29年1月に実施した市政モニターアンケートの結果では、「音楽、演劇、舞踊、美術、写真、映像、文学、文楽、能楽、歌舞伎、茶道、華道、書道などの芸術文化について興味がありますか。」という問いには、回答者全体の81.6%(492人)が、「興味がある」と答えました。
しかし、現在の大阪の芸術文化に関する環境(鑑賞機会、創作・参加機会、文化財の保存・整備等)整備状況について全体の46.8%(282人)が「満足していない」と答えており、そのうちの53.9%(152人)が、「公演、展覧会、芸術祭などの文化イベントが充実していない」を選択しています。また、自由筆記においても、芸術に触れる機会に関する意見が最も多く、57件ありました。この3年間の推移を見ても、市民の「芸術文化への興味」は相当高まっており、その反面、その意欲に満足に応えられていないのかもしれません。
そのような中、私たちに身近な地域で、芸術文化の灯を絶やさないようにと活動している団体があります。様々なイベントが開催され、また、興味・関心があれば自らが演者となれる活動もあります。一つ一つはまだ小さな取り組みかもしれませんが、芸術や文化に触れることで、生活における付加価値が高まったという意見もあります。まずは関心のあるものから。あなたの心をまた一つ豊かにできるかもしれません。