市民活動ワクワクレポート内容
令和5年2月11日(土・祝)、6次産業化について学ぼう!(いくPAの農園~ぐるぐる~交流会)を開催しました。
「いくPAの農園~ぐるぐる~」とは、小学校跡地を活用した複合施設の「いくのコーライブズパーク(令和5年5月3日グランドオープン)」内にある市民農園です。
スタートしたばかりの活動を多くの方に知っていただき、継続的な活動にしていくべく「おカネ」について先進事例を学ぼう!という趣旨で、いくPAの農園に関わってくださる方・興味を持ってくださる方を集め交流会とともに開催。当日は「いくのパークの多目的室」に40名を超える参加者が集いました。
農園の運営は「NPO法人IKUNO・多文化ふらっと」
6次産業化の学び提供は「大阪市経済戦略局」
集客、告知、運営をシミポタ運営事務局(大阪市市民活動総合ポータルサイト)
それぞれが連携・協働してのハイパーセミナーとなりました。
最初に、いくPAの農園についての簡単な活動紹介。
次に、トークセッションの情報提供者として、いくPAの農園のアドバイザーであり、江戸時代から続く伝統農法で農薬を使わずにお米や野菜を栽培されているひまりえん(富田林市)の筒井俊昭さんが、ひまりえんを始められたきっかけや、いくPAの農園への期待について話されました。
次にNPO法人農産物加工協会の橋本太郎さんが、6次産業化を支援した事例を、元愛媛県住みます芸人の田中大樹さん(幸南食糧株式会社)が、愛媛県の農家でのお手伝いや移住者募集の取り組みを紹介されました。
次に大阪ぐりぐりマルシェ主宰の中川美陽子さん(ソラニワ)が、難波神社で開催されているマルシェの現場からzoomで様子を紹介しながら、生産者と消費者をつなげるマルシェのお話しをされました。
最後に、生野区の企業であるロート製薬株式会社のいくP(生野を元気にしようプロジェクト!)の伊藤美智子さんが、ロート製薬が沖縄と奈良で取り組む農業・食品事業についてお話してくださいました。
「6次産業化」は農産物の元々の価値をさらに高め(例えば加工品の製造を行う等)、それにより収入を増やしていくことです。
スタートしたばかりの市民農園が「継続的に」活動や従事者を回していくために、資金をどこにどう投資していくか?その資金をどう確保していくか?たくさんのヒントがちりばめられた会となりました。参加いただいた皆様の関心も高く、参加者同士で意見交換を行ったり、質問カードを記入される等、自由で積極的な交流の時間を過ごされました。
参加者からは、このような学びや交流できる機会があればまた参加したい、障がいを持っている人が活躍できる取り組みがあれば知りたい、との声が上がりました。
その他にもご質問をいただきましたが、当日は時間の都合によりお答えしきれませんでしたので、その回答を紹介します。
イベントの開催後、新たに3名の方がいくPAの農園サポーター(ボランティア)に登録され、その後はいくのパークの正門前でひまりえん協力のもと「朝市」もはじまりました。
農園のボランティアスタッフはセミナーでつながった講師、参加者との交流を深め、持続可能な「居場所の運営」に踏み出しています。
あなたの「居場所」も持続可能に!皆で考えていきませんか?
- この取り組みの連絡先