みんなの活動報告内容
~酉島こども食堂への派遣レポート~
一人ぼっちで食事を摂る「孤食」、好きなものしか食べない「固食」、また、古くなったものでも食べなければならない「古食」。そのような状態にある子どもたちに、友達と一緒に暖かいご飯を食べてもらい、一緒に遊び、一緒に学べる、安全・安心な居場所として、『酉島こども食堂』を夫婦二人の「想い」から立ち上げ、「食べる」「遊べる」「学べる」を「三位一体」として、取り組んでおられます。
全体的な経費削減の第1歩として、現ホームページを自身で運営するホームページへとリニューアルすることを検討しており、ホームページ内で魅力のある酉島こども食堂が判りやすく伝わる表現方法等について、専門的見地から助言をお願いしたいと地域公共人材に依頼がありました。
【派遣概要】
派遣先団体 酉島こども食堂
派遣人材 リーダー:阿波 雅士氏、メンバー:三浦 紀夫氏、深沢 周代氏
派遣回数 5回
支援内容 ホームページ内で魅力のある酉島こども食堂が判りやすく伝わる表現方法、今後の広報の在り方、運営コストの削減などに関する支援
- 初回ヒアリング(令和4年12月6日)
活動内容、運営状況を確認し、今後の方向性を共有しました。
代表がマンパワーで動いているため、サポートメンバー(ボランティア活動で支援してくれる人)が求められること、新たな助成金や寄付金募集等の運営コストを生み出すと同時に、削減できるコストについても検討が必要であること、広報活動の改善が必要であることが課題として整理できました。
- 第1回(令和4年12月20日)
支出一覧を見ながら、どのような支出項目が削減できるか検討しました。また、印刷費削減の事例紹介や新たにつながりを検討できる支援団体紹介などを行いました。
- 第2回(令和5年1月17日)
プロバイダ、携帯電話の契約内容を拝見し、1つ1つの項目について現在必要なのか、これからも必要なのか確認しました。
外部に委託している作業のうち、「代表者様ご自身でできること」「ボランティアの手を借りるとできること」「外注した方がいいこと」を明確にし、代表者様ご自身でできることに対して必要なサポートは何か、ボランティアはどのようなスキルを持った人が必要なのか、外注先を変更する必要はないのかについて整理、検討しました。
- 第3回(令和5年1月31日)
過去2週間の状況の確認を行いました。コスト削減の相談であったホームページ関連(告知媒体)の運営については、ボランティアが見つかり、維持費用に関しては、うまくいけば、相当なコスト削減につながる見込みが見えてきました。
何から何まで責任者である代表者が一人で背負い込んでいることから、今後のこども食堂の運営に集中していただくことを目的に、業務内容を箇条書きにまとめることで、自分でないといけない業務と周りにお任せできる作業に仕分けできるようにしました。
- 第4回(令和5年2月14日)
洗い出したタスクを参加者全員で確認し、コロナ禍で実行している物資配布とこども食堂実施に戻した時のタスクも含めて考える必要があることを伝えました。
また、ポスターデザインやサイトを含め、広報をする中で、支援したいと思っている人の具体的な行動につながるような「何に困っているのか?」「何がどれだけほしいのか」を明確にした言葉を一緒に考えました。
- 第5回(令和5年4月18日)
第4回派遣以降の活動状況の確認(どんな変化が起きたのか?決算書の確認)と、現地点での振り返りとし活動への支援が増えていることをお聞きできました。
また、仕上がったホームページを確認して、改善点の確認を行いました。
- 派遣終了後に訊いた酉島こども食堂様の感想
第三者のチェックや評価には具体性があり、かつ当事者にも解決可能な助言をしていただきました。満足しています。ありがとうございます。
地域公共人材は、団体が抱える課題や困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。私の団体も派遣を受けたい!と思われた際は、大阪市市民局地域力担当地域連携グループまでお気軽にご相談ください。
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