みんなの活動報告内容
2025年3月5日(水)に開催されました「第11回東淀川みらいEXPO カケルヒガシヨドガワ2」に行ってきました。
東淀川みらいEXPOは、2018年から東淀川区役所が開催している取組で、
企業・教育機関・施設・NPO・地域住民など、東淀川区に在住・在勤・在学する人たちや
東淀川区に興味のある人たちが集まり、組織や立場を越えて、
東淀川区の未来について考える、意見交換や情報共有を行う交流の場だそうです。
https://www.city.osaka.lg.jp/higashiyodogawa/page/0000607396.html#1
前回の第10回から「カケルヒガシヨドガワ」として事例紹介と意見交換会を開催されています。
今回のテーマは「産学連携」。
東淀川区の3つの大学が参加し、学生による活動発表と7つのグループでの意見交換会が行われました。
●活動発表
①多文化共生 ~外国人が暮らしやすい街づくり~ 大阪経済大学 古賀ゼミ
日本語学校や外国人を雇用する企業へのインタビュー・アンケート調査や
外国人との交流イベントの報告で、わかりやすいプレゼンでした。
地域でのコミュニティ形成が不可欠と提案されていました。
②学生と福祉でつくる未来 大阪経済大学 浅田ゼミ
福祉事業所と連携してクッキーやコーヒーの商品開発や販売についての報告。
マルシェやメタバースでの商品販売も実践されているそうです。
③高齢ドライバーの事故ZEROをめざした運動プログラムの開発、啓発そして実践 大阪経済大学 人間科学部
高齢者の自動車事故が増えているが、注意喚起と免許返納の推奨だけだと
買い物に行けなくなったり閉じこもりのリスクがあるので、
運動プログラムを開発し、注意力や集中力、判断力を養うことで事故を防止しようとする取組。
警察との連携もすでに実施されており、すばらしい社会貢献活動でした。
④産官学連携による大阪市内産農産物の認知度向上 大阪成蹊大学 フードシステム研究室
なにわ伝統野菜の活用による大阪市内農産物の認知度向上と
なにわ伝統野菜入りのパンの開発と大学祭での販売や企業との連携の報告でした。
⑤取組紹介・活動発表 大阪成蹊短期大学 幼児教育学科
東淀川区の各地域や団体でのボランティア活動についての報告でした。
自主企画としてフードドライブイベントを実施し、
集まった食品(コンテナ9個分)を社協を通じて必要とする所へ配布されたそうです。
⑥食からできるSDGsと地域の健康づくり 大阪成蹊短期大学 栄養学科
廃棄する食料について着目し、野菜の皮や茎なども
おいしく調理して食べることで廃棄量を減らそうという提案でした。
学生ならではの積極的な活動に会場からは大きな拍手が起きていました。
●意見交換会
参加者は、「環境」「多文化共生」「障がい者就労」「高齢者の孤立」「食で東淀川PR」
「子ども・子育て」「食を通じた健康」の7つにテーマ分けされたテーブルに座り、
東淀川の未来についてテーマごとに意見交換が行われました。
学生と企業や事業所の方が、世代を超え、立場を超えて意見を出し合っておられました。
●グループ発表
・「環境」 企業からでた廃棄物を活用・ゴミアート・工場見学
・「多文化共生」 言葉の壁があるので、言語を使わなずできること・交流イベント・翻訳アプリの活用
・「障がい者就労」 高齢化してきており技術の継承ができない・SNSを使った人材募集・学生と事業所の連携
・「高齢者の孤立」 他地域から来た人や町会に入っていない人は孤立しやすい・ネットやアプリの活用・
スマホの使い方を学生が教える・スマホ指導者の育成・いつでも相談できる場所の用意
・「食で東淀川PR」 名物がないので東淀川に縁があるものを開発してはどうか
クジラ橋や細川ガラシャにちなんだ和菓子
ビール酵母を使ったパン
太田牧場にちなんだ乳製品
松山神社にちなんだ梅ジャム
おいしいラーメン屋が多い上新庄周辺にちなんだラーメン
・「子ども・子育て」 フリースクールを作る・学生ボランティアによる勉強支援・放課後だけではなく朝も支援できるように
・「食を通じた健康」 フードロス対策・こども食堂・もったいないをテーマにした講演・食育・余った食材は社協に相談
などの意見が出て、このイベントは終了となりました。
ちなみに東淀川区は2025年4月1日から2026年3月末まで区創設100周年で、
色々な記念イベントが行われるそうです。
https://www.city.osaka.lg.jp/higashiyodogawa/page/0000628952.html
シミポタおじさん 尾谷伸也