みんなの活動報告内容

中津南自主防災会は、

大阪YMCAインターナショナルスクールを避難所とするエリア(大阪市北区中津5~7丁目)に住む住民主体とした自主防災組織です。

キャッチフレーズは「じぶんの命はじぶんで守る」とし、地域防災を軸に平常時からのつながりづくりで、安心安全な地域社会を目指しています。

 

以下のような活動を行っています。

・防災勉強会の開催:年に数回、防災勉強会を開催し、避難所開設机上訓練などを実施し、避難所での対応力を養う

・防災訓練の実施:実際の避難所での開設・運営訓練を行う

・防災用品の備蓄と確認:備蓄倉庫に保管してある防災用品の確認や、特設公衆電話の通話テストなどを実施する

 

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「中津南自主防災会」の活動についてシリーズでご紹介します。今回はその第1弾です。

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避難所運営ゲーム

日時:2025年5月13日(火)19:00~

場所:中津福祉会館

 

自主防災会の総会の後、避難所運営ゲーム(HUG)体験が行われました。

 

進行役は、北区役所の職員。

参加者は、避難所の運営者という設定で、様々な出来事や問合せに速やかに対応することが求められます。

正解や不正解はなく、速やかに判断することが大切です。

あらかじめ設定された避難所の資源(人、備品、物資など)を元に判断していきます。

発災後5日目、季節は冬、避難者は300名、ライフラインは電気のみ、などの設定も決められています。

 

 

各グループごとに、避難所の平面図が用意され、進行役の出すお題に応じて付箋や書き込みで情報を追加していきます。

 

今回出されたお題の例

・予告なしにテレビ局の取材が来た場合、取材を受けるかどうか

・他の避難所でキャパオーバーの避難者を受け入れるかどうか

・近所のスーパーから物資の提供を受けたので炊き出しをするがそのメニューと調理場所を決める

・夕食を決めて避難者にお知らせする

など

意見の分かれるお題もありましたが、みなさんすばやく判断していきます。

 

 

避難所運営のポイントとしては、「平等」が基本だが、場合によっては「公平」という視点、つまり多様な視点を持ちながら避難所運営を行う必要がある、ということでした。 例えば、こどもと大人とでは体力が異なることも考慮しなければならないということですね。

 

最後に、

・避難所にお客さんはいない

・負担が集中しないように

・目標(短期、長期)を立てる

・関連死、孤立、事故等の防止

・想定されることのルール化

を学んで、避難所運営ゲームは終了となりました。

 

日ごろから避難所での様々な状況を想定しておくことが大切だと学ばせて頂きました。

これからも中津南自主防災会の活動を紹介して参ります。

みなさまの活動のお役に立てば幸いです。

 

第2弾(避難所開設訓練と防災体験会)の記事はこちら

 

中津南自主防災会

委員 尾谷伸也

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