社会課題と市民活動内容
LGBTなどの性的少数者(※)が、「人は出生時に割り当てられた
性別らしく生きて、男性は女性を、女性は男性を愛するのが普通
である」といった固定観念や先入観に基づく周囲からの偏見や
差別的言動にさらされ、傷つき悩んでいることをご存知ですか?
(※)「L」はレズビアン(女性同性愛者)、「G」はゲイ(男性同性愛者)、
「B」はバイセクシュアル(両性愛者)、「T」はトランスジェンダー
(性同一性障がいなどの性別違和)の頭文字をとった略語。
性のあり方が多数派とは異なる面がある人々のことを総称して
性的少数者(性的指向、性自認に関するマイノリティ)といいます。
大阪市では24区全てにおいて性の多様性およびLGBTなどの
性的少数者に対する配慮や理解を進め、偏見や差別を
解消するため、区役所ごとに特色ある啓発の取組みを展開して
います。
また、平成30年7月9日からLGBTなどの性的マイノリティの方を
対象とした「大阪市パートナーシップ宣誓証明制度」(※)が
スタートしました。
※「パートナーシップ宣誓証明制度」とは、婚姻と同等の法律上の
効果があることを証明するものではありませんが、大阪市として、
両当事者の方が、互いを人生のパートナーとして日常生活に
おいて相互に協力しあい、社会においていきいきと輝き活躍
されることを期待して、パートナーシップ関係であることを
宣誓されたことを公に証明するものです。
平成29年度大阪市政モニター調査では、『あなたは、ここ1~2年の
間で、「LGBT」「性的少数者」に関する差別的な言動を受けたり、
見聞きしたことはありますか。』との質問に対し、「ある」と回答した方は
20.2%で、前年度よりも3.1ポイント増加しています。
誰もがありのまま受け入れられ、自分らしく生きることができる社会に
していくことが大切であり、そのためにも、性の多様性についてさらに
理解を深め、偏見や差別意識をなくしていく必要があります。
【参考】
大阪市<大阪市LGBT支援サイト>