社会課題と市民活動内容

 大阪市では平成28年6月から7月にかけて、市内の中学2年生、小学5年生、5歳児計5万5776人とその保護者を対象に、子どもの生活に関する実態調査を行い、その調査票の集計速報値が平成28年10月に公表されました。

 

 それによると、「家の大人の人と学校でのできごとについて話しますか」という質問に対して「ほとんどない」「まったくない」と答えた子どもが小中学校合わせて15.6%いました。また、「嫌なことや悩みを誰に相談しますか」(複数回答)という質問では「誰にも相談できない」(4.1%)、「誰にも相談したくない」(11.8%)と答えた子どもが小中学校合わせて約16%にのぼるなど、約6人に1人の子どもが「安心して周囲とつながりを持てない」状態にあることもうかがえました。

 

 学校や社会、家庭からも離れ、自分の居場所を見つけられず悩んでいる子どもがいます。そんな子どもたちに安心して過ごせる「居場所」をつくるという思いをもって、フリースクールやフリースペースの活動を進めている団体があります。

 

 子どもは将来の大阪を担う大切な宝です。ひとりでも多くの子どもが幸せな暮らしを送れるよう、あなたにできることを探してみませんか。

 

参考

子どもの生活に関する実態調査について

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000364405.html