社会課題と市民活動内容

 大阪市内で視覚障がいの身体障害者手帳の交付を受けておられる方は、平成26年で10,454人おられ、東京都区に次いで2番目の数となっています。

 視覚障がいをお持ちの方は日常生活で多くの不自由さがありますが、中でも、情報を得ることと、自由に移動することに困難を抱えておられます。そして、たとえ公的なサービスがあっても、雑誌を読みたい、買い物に行きたいなど、私たちが日々当たり前のようにしていることへのサポートが十分ではないのです。

 

 ただ、視覚障がいといっても、その状況は異なります。たとえば事故や病気等で後天的に視力が無くなった方々が点字を覚えるには、指先の感覚などから困難を伴う場合が多いですが、一方で、形や色をイメージする力は豊富に持っておられます。また、情報収集のためパソコンなどの電子機器を活用することも有効ですが、障がいの有無は関係なく高齢の方は難しい場合が多いです。そのため、支援の方法もその人に合わせて、様々であることを理解する必要があります。

 

 通院や買い物などの外出を支える手びき、情報を増やすための音訳や点訳など、たくさんの支援の形があります。大阪市内の団体の活動から、あなたにできるサポートを探してみましょう。

 

参考

大都市比較統計年表 平成26年

http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000180001.html