社会課題と市民活動内容

小さな子どもを連れて外出するには困難なことが多く、子育てする親の多くが、安心して子育てのできる環境を求めています。

大阪市が平成25年に市内在住の0歳から5歳までの就学前児童の保護者に対して行った調査によると、子どもと外出するときの悩みとして、全体の回答数10,840件のうち「買い物や用事などの合間の気分転換にこどもを遊ばせる場所がない」と答えた人が45.6%、次に「交通機関や建物がベビーカーでの移動に配慮されていない」が44.1%、「小さなこどもとの食事に配慮された場所(店)が少ない」が43.0%となり、多くの保護者が悩みを抱えています。

 

子どもを連れて外出するときの悩みが増えると、外出しようという気持ちにならず、その結果、親も子どもも社会とのつながりが減ってしまうかもしれません。つながりを失うことは、子育てにおける虐待やネグレクトにつながる恐れもあります。

 

そういった親子の孤立を防ぐために、親子で安心して参加できる場所の提供、飲食店への食物アレルギー啓発、子育てと社会参加を考える勉強会など、さまざまな形で親が抱える不安を解消し、安心して子育てができる環境をつくるために活動する団体が大阪市内にはあります。直接支援をする、理解して見守る、知識を伝えていく…私たちが一歩踏み出せる活動を探してみませんか。

 

 

《参考》大阪市こども・子育て支援に関するニーズ等調査結果

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000271153.html